全面多層構造の鍋とは、鍋の底面はもちろん、側面までも熱吸収率の高いアルミニウムと、保温性に優れたステンレスを重ね合わせてつくられた鍋のことです。
ビタクラフトは接着剤を一切使用しない高熱圧着法により、一枚の合板から製品を作ることができるため、はじめてアルミニウム(熱吸収)とステンレス(保温性)の長所はそのままに、極めて高い熱拡散率と耐久性を持った理想的な鍋をつくることができました。
全面多層構造でない通常の鍋に比べ、熱を素早く、しかも鍋全体に均一に伝え、また保温性にも大変すぐれているので、無水調理、無油調理、オーブン調理、余熱調理を可能にします。
鍋の中で料理を保存していると、料理の中に含まれている塩分や酸などが、錆や腐食を誘発する恐れがあります。体の害になるようなものが溶け出すわけではありませんが、料理を保存するときは別の容器に移し替えてください。
中火より少し強めの火力で一気に再加熱をしていただければ、フタが取れるようになります。
状況によってフタが開くまで時間がかかることがあります(10~15分)。
また、絶対に水で冷やさないでください。さらにフタが取れにくくなります。
余熱で調理する場合やごはんを蒸らす場合は、火を止めた後、すぐフタの裏側についた水滴を拭いておくことで、後でフタが開きにくくなるのを防げます。
調理後の熱いフタを人工大理石のようなフラットな調理台の上に伏せた状態で置くと、フタの中の空気が冷えて収縮し、フタがくっついて取れなくなることがあります。
そのような場合は、中の空気を再び温めて、下から空気の入るところ(調理台や流しの端など)まで滑らせて取ります。
調理直後の熱いフタは、できるだけ布巾の上に置くか、つまみを下にして置いてください。
ハンドルやフタのつまみが樹脂製の部品の場合、そのままオーブンに入れることはできません。
ご使用いただけます。
ただし過去に販売していた下記表のシリーズにつきましては、通常のIHクッキングヒーター(オールメタル加熱方式のIHを除く)ではご使用いただけません。
対応の可否を簡単に確かめる方法としては、多層構造鍋の場合、お鍋外側の底に磁石がつけばお使いいただけます。単層のケトルは磁石のつかない製品もありますが、IHクッキングヒーターに使用できます。
各製品のIHクッキングヒーターの対応情報につきましては、全製品シリーズ一覧にてご確認いただけます。
全面多層構造のビタクラフトは熱効率が大変良いため、IHクッキングヒーターでの使用に適しています。また、密閉性が高く保温力にすぐれているため、外気の影響を受けやすいIHでも効率良く調理ができます。
鍋とIHの共振周波数の関係による共振音がすることがあります(わずかな振動をハンドルに感じることもあります)。
調理や人体に影響するものではありませんので、安心してお使いいただけますが、音が気になる場合は鍋を置きなおして位置をずらしたり、フタを閉めなおすなどしてください。
より小さな火加減で調理してください。それでも吹きこぼれる場合は、一旦火を止めてください。
また、中の水分が多すぎる場合も吹きこぼれますので、鍋の中の水分を減らすことも1つの方法です。
ステンレス製フライパンの場合、食材を入れる前にあらかじめフタをして中火にかけ、水滴を落とすと玉になってコロコロ転がる状態になるまで予熱をします。
油をひく必要がある場合も十分に予熱することが上手くいくコツです。
くわしくは「ビタクラフトの使い方」や「基本の調理」をご覧ください。
ご使用後の鍋はそのまま放置せず、スポンジに台所用中性洗剤をつけてよく洗ってください。
鍋が温かいうちに洗うと汚れが落ちやすくなります。
焦げつきがひどい場合は、ぬるま湯にしばらく浸けるか、鍋に湯を沸かして温め、焦げを取れやすい状態にします。鍋が温かいうちにクリーンキングリキッドなどのクレンザーをつけてスポンジでこすり洗いをし、最後に台所用中性洗剤でクレンザーを洗い流してください。
クリーンキングリキッドなどのクレンザーをつけて洗うと落とすことができます。
落ちにくい場合は、鍋に水を入れて沸騰させてからお湯を捨て、鍋が温かいうちに変色した部分にクリーンキングをつけてナイロンたわしでこすり落としてください。
ゴム手袋等をお使いいただき、やけどをしないよう十分にご注意ください。
ステンレス素材の表面は、目に見えない非常に薄い(酸化)皮膜で覆われております。
この非常に薄い皮膜は、ステンレスの酸化を防ぐ役目をしていますが、水道水の中に含まれています成分(マグネシウム、カルシウム、鉄分など)や調理素材の成分などが、この膜に蒸着(蒸発の際に付着)して青や黄色、虹色のシミに見えるものです。
クリーンキングリキッドなどのクレンザーをつけて洗うと落とすことができます。
落ちにくい場合は、鍋に水を入れて沸騰させてからお湯を捨て、鍋が温かいうちに変色した部分にクリーンキングリキッドをつけて、ナイロンたわしでこすり落としてください(ゴム手袋等をお使いいただき、やけどをしないよう十分にご注意ください)。
ステンレスはもともと鉄の仲間で、「18-8ステンレス」と呼ばれているのは、鉄に18%のクロムと8%のニッケルが含まれた合金です。ステンレスの表面はクロムの働きにより、肉眼では見えない薄い酸化皮膜におおわれていて、この皮膜がサビにくさの秘密です。
さらにニッケルはこの酸化皮膜をより安定させ、酸などに対しても侵されにくくしています。この酸化皮膜はキズがついてしまっても、空気に直接ふれるようにしておけば、ステンレス表面が空気中の酸素と化合して、すぐに皮膜が再生され、働きを取り戻します。
ところが、水分、塩分、鉄分、水あかなどがついて空気にふれない状態では、その部分の酸化皮膜は威力を発揮することができず、変色したり、ひどくなると腐食してしまうことがあります。
これを防ぐために、下記の点にご注意ください。
食器洗い機や食器乾燥機ではご使用にならないでください。
長時間高温になると樹脂部分の傷みが早くなる可能性があります。
また、鍋のフチにみえている多層構造のアルミニウムの部分が、食器洗い機の強い洗剤によって腐食する可能性があります。
本体とハンドルがしっかりついているか確認し、ドライバーで締めなおしてください。
ドライバーで締めなおしてもゆるむ場合や、ドライバーでつけるタイプではないハンドルの場合は、ご購入店舗または弊社にお問い合わせください。
交換用部品は有償になります。
交換用部品リストにてお手持ちの製品に対応した交換用部品をご確認ください。
また、鍋の修理につきましては、ご購入店舗または弊社にお問い合わせください。
製品をご購入いただきました販売店、または公式オンラインショップでお求めいただけます。
交換用部品リストに「この部品は鍋本体をお預かりして交換いたします」と記載のある部品は、製品本体を弊社でお預かりして作業いたします。お預かり期間は約2週間です。
「商品のご購入日」「何をご購入いただいたのか」「どこでご購入いただいたのか」が確認できる支払い明細書やレシートを、保証書と一緒に保管しておいてくだされば大丈夫です。
百貨店など全国の取扱店舗店頭にて、定期的に調理実演やミニ料理教室を行っています。
取扱店舗・イベントよりお近くの店舗をお探しください。
ステンレス鍋・フライパンの使い方については、こちらをご覧ください。
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