料理研究家 片桐智子先生のハーバルキッチン!①
2011年5月10日
ビタクラフトの料理講師を務める、料理研究家 片桐 智子先生が
身近にあるハーブを少し加えて、いつもの料理を一層美味しく仕上げます。
ハーブはもともと肉や魚の臭みなどを消すために使われていたものですが、
いまでは世界中で、風味や隠し味に、また料理のアクセントにも使われています。
紹介する料理は、ごく自然にハーブを使ったもので、
気軽に作れて体にやさしい一品です。
>>使用するハーブ<<
◆マロウの葉◆
マロウは、サプライズティーとも呼ばれて、ハーブティではよく知られた花ですが、
薬草としては葉の部分も使われ、ローマ時代には野菜としても栽培されていました。
葉にはビタミンA・B・Cが多く含まれ、サラダや炒め物、様々な料理に利用できます。
◆レモンバーム◆
育てやすいハーブで、料理やスイーツ作りによく利用するハーブのひとつです。
フレッシュ・ドライのどちらでも使えますが、花の咲く少し前までの柔らかい若葉は
香りに刺激もなく、サラダや他の料理にも使えるハーブです。
◆シブレット◆
チャイブともよばれて、ネギ科の香草です。香りもやわらかい。
<白身魚とえびの香草蒸し> ~料理研究家 片桐 智子先生考案~
>>下記をクリックすると、レシピ内容が簡単にプリントアウト・データ保存できます。
【材料】
白身魚・・・・・300g
塩・・・・・少々
えび・・・・・100g
酒・・・・・大さじ2
レモンバーム・・・・・1~2本
卵白・・・・・1個
(吸いだし)
だし汁・・・・・300cc
塩・・・・・小さじ1/3
みりん・・・・・大さじ1
薄口しょうゆ・・・・・小さじ1/2
マロウの葉・・・・・5枚
シブレット・・・・・5~6本
【作り方】
① 白身魚は一切れを60gのそぎ切りにし、うす塩をしておく。
② えびは殻をむいて背わたをとり、さっと洗って細かく叩きつぶし、ナベに入れて
酒・塩を加えて火にかけ、箸の先でほぐすように煎りつけてそぼろ状にする。
③ レモンバームは細切りにして、マロウの葉はよく洗って塩水に5分程浸し、
水気を拭きとっておく。
④ 卵白を泡立て、②のえびそぼろと③のレモンバームを加える。
⑤ ③のマロウの葉の上に①の魚を重ねて、これに④をのせ
湯気のたった蒸し器に入れ強火で5~6分蒸す。
⑥ だし汁に調味料を入れてひと煮立ちさせて、吸いだしを作る。
⑦ 蒸しあがった⑤の魚を器にとり、吸いだしをかけてシブレットを添える。