無水調理の応用<野菜の重ね煮>
2010年7月 9日
ひとつのお鍋で、野菜を一度に調理することで、野菜の旨味を引き出すヘルシーな調理法です。
別々のお鍋でそれぞれを茹でる水茹でと比べると、手間も光熱費も節約できるエコな効果も!
もちろん、ビタクラフトの基本である、素材の水分を利用する「無水調理」ですので、
沸騰させたお湯で野菜を茹でた時のように栄養素のロスがありません。
<重ね煮>には一定の法則があります。
基本はなす・トマトのように、上に向かって伸びるものや、水分を多く含んでいるもの、
果菜・豆・葉菜は先に入れます。
にんじん・ごぼうのように下に向かって伸びるもの、水分が少なくひきしまったもの、
芋や根菜は上に重ねます。
野菜が持つ性質に基づいて重ね、無水調理することで、
野菜同士が調和してお互いの旨味をより引出し会うのです。
>>作り方<<
① 野菜を重ねて入れ、最後に塩をふる
(例:しいたけ→しめじ→なす→キャベツ→じゃがいも→かぼちゃ→玉ねぎ
→にんじん→ごぼうの順に手でならしながら入れる)
② フタをして弱めの中火にかけ、蒸気が上がりベイパーシールがかかったら弱火にする
③ 弱火のまま20~25分蒸し煮し、野菜のよい香りがしてきたら出来上がり。
上から順にそれぞれ料理ごとに取り出して調理する。
(例:しいたけ・しめじ⇒きのこの味噌汁、なす⇒なすの胡麻和え、キャベツの梅肉和え、
じゃがいも・かぼちゃ・玉ねぎ⇒コロッケ、にんじん・ごぼう⇒きんぴら)
~~重ね煮については、
8月に開催される<ビタクラフト×関西電力>IH料理教室で
ご紹介しますので、ぜひご参加ください。