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ビタクラフトジャパン株式会社 武庫川女子大学 国際健康開発研究所 共同記者発表会

その日、調理器具の常識が変わった。

新常識。調理器具はただ調理するものから、健康を守るものへ。

「生活習慣病を予防する鍋」として全面多層構造鍋を開発・販売するビタクラフトの代表取締役・井村守と、長年にわたって「食と健康」について研究を続けてきた武庫川女子大学教授 国際健康開発研究所長・家森幸男先生との思いが一致したことにより、ある研究を成立させた。

ビタクラフトジャパン 代表取締役  井村守氏

そして10月6日。帝国ホテル東京で、ビタクラフトと同研究所は共同記者発表会を開催した。その研究とは、『野菜を積極的に摂取することが健康に良いということはもはや常識だが、さらに調理器具と調理方法を工夫して、効率よく野菜の栄養素を摂取すれば、人体にどのような影響があるのか』というもの。その試験方法・実施の詳細が家森教授によって約50分にわたり120名の参加者の前で発表された。

その研究の結果、『ビタクラフトの全面多層構造鍋を使った野菜摂取が、ビタミンやカリウムの吸収を促進し、生活習慣病の原因でもある酸化LDLが減少する』ことがわかったという。この調理器具の常識を覆す結果に、参加者たちはメモを取りながら熱心に聞き入っていた。

家森教授は、ビタクラフトの全面多層構造鍋による無水調理だからこそ、このような研究結果が生まれたのではないかと話した。

▲研究結果を説明する家森幸男氏 武庫川女子大学教授 国際健康開発研究所長

実演試食パーティー

数々の著名料理人も全面多層構造鍋に賛同。

共同記者発表のあとは、ビタクラフトを愛用しているモデルで野菜ソムリエの長谷川理恵さんのトークショーと、帝国ホテルシェフ及び、日本橋ゆかり野永喜三夫料理長、パティスリー ポタジエ及び野菜寿司 ポタジエのグランシェフ柿沢安耶さんがビタクラフトを使用し、ヘルシー料理を実演、来場者に提供した。

長谷川理恵さんのトークショーは、ビタクラフトジャパン代表取締役社長・井村守との対談形式で行われた。マラソンランナーでもある長谷川さんは、以前は野菜が苦手だったが、体づくりを真剣に考え、野菜を食べるようになった。そしてビタクラフトに出会い、野菜の栄養をまるごと摂れ、野菜の美味しさを味わうことで、さらに野菜が好きになったと熱心に話した。

会場での料理の実演では、野永料理長、柿沢シェフともに、水をほとんど使わず野菜の素材のもつ水分だけで調理する「無水調理」を実演。色鮮やかな野菜料理が次々と振る舞われ、「無水調理」なら野菜の旨味を引き出し、調理時間も短縮できる利点を伝えた。
また帝国ホテルのシェフが作る“ミニハンバーグ”は、油を引かずに肉を焼く「無油調理」を実演。焼き上がるとフライパンをペーパータオルで軽く拭いて、次の肉を焼くことで手入れの簡単さも実証した。
それぞれの個性を生かした料理に舌鼓を打ちながら、無水・無油調理を目のあたりにした来場者は、共同記者発表での研究報告と合わせて、ビタクラフトに関心を持っていただいたようだ。

メディアワークショップ

病気を予防する鍋。その確かな力が家族の未来を守る。

華やかな雰囲気でおこなわれた実演試食パーティーのあとは、ジャーナリストや栄養士といった専門家に向けてメディアワークショップと題し家森教授をはじめとする武庫川女子大学 国際健康開発研究所の森真理講師と、ビタクラフトの料理講師による研究発表の補足説明会がおこなわれた。
まずは実演試食パーティーでは知ることができなかったビタクラフトの全面多層構造鍋と高級ステンレス鍋との違いをカットサンプルを使用してその場で披露した。

その検証の内容は、同じ大きさにカットしたそれぞれをガスコンロで熱する。一定時間加熱後、火を直接あてていない部分(火をあてた所から、離れた部分)にそれぞれ水滴を落とす。するとビタクラフトのものだけ音を立てすぐさま蒸発した。火を消し、そして5分ほどしてもう一度水滴を落とすとビタクラフトのほうはまだ蒸発させるほどの熱を持っている。これには参加者たちも食い入るように興味を持っていた。この実験から、ビタクラフトの全面多層構造鍋の、熱伝導と保温性がいかに優れたものかが実証された。

その後、今回の研究に参加した学生らが実際に食した、無水調理による野菜料理の実演試食がおこなわれ、一人暮らしの学生でも手軽に作ることができて、野菜の旨味が引き出されるから調味料を自然に抑えられるレシピだったことがわかった。森真理講師からの研究発表の補足説明によると、対象となった学生たちの研究後の感想は、「野菜のおいしさに気づいた」、「今まで食べていた料理の味が濃かったことが分かった」、「野菜の調理の簡単さに驚いた」などの意見が多かったという。
ビタクラフトは、この研究結果を踏まえ、現代の食習慣の問題点である「野菜不足による栄養バランスの乱れ」、「偏食」、「外食の増加」は全面多層構造鍋が普及することで改善することが期待され、それは生活習慣病の予防にも貢献するということを、食育活動などを通じで広く訴えていきたいと締めくくった。